ホーム>特定社会保険労務士ブログ>特定社労士奮戦中>就職前発症でも労災認定
特定社労士奮戦中

就職前発症でも労災認定

外食チェーン店を展開する東和フードサービスの新入社員だった女性の自殺は過労によるうつ病が原因として、母親が国に労災認定を求めた訴訟の判決で、東京地裁は労災と認めたとのことです。
女性は学生時代に一度うつ病を発症、そのため八王子労働基準監督署は「病気が続いていた」として業務との因果関係を否定し、遺族補償給付を不支給としていました。
一方、裁判では「就職時には安定した状態で通常の勤務を行っていた」と判断。
正社員になった翌日に「店舗責任者」に就任したことや、アルバイトが相次いで退職したことなどを「心理的負荷の強い出来事」と認定。
これらが複数重なったことで、就労前から精神疾患があっても労災が認められるケースである「特別な出来事」がある場合に準ずるとして、業務上のストレスが重なってうつ状態になったと認め、労基署の処分を取り消しました。
原告側弁護士は、判決後の記者会見で、「就労前に発症した精神障害の影響を限定的に解釈した画期的判決」と評価しています。

 

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.tokutei-sr.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/398