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特定社会保険労務士ブログ

アート子会社で過労死

3月26日付朝日新聞からです。

引っ越し大手アートコーポレーション(大阪市)の主要子会社でトラック運転手をしていた男性(当時53)が昨年5月の連休中に突然死し、東金労働基準監督署(千葉県東金市)が今年2月、「過重労働だった」として労災と認定していたことがわかった。同子会社は「真摯に受けとめ、再発防止に努めたい」(管理部)としている。
認定は2月4日付。亡くなったのは、アートの物流子会社アートバンライン(大阪府茨木市)に勤めていた千脇悟さん。複数の関係者によると、成田支店(千葉県酒々井町)で、おもに長距離の輸送を担うトラックの運転手として働いていた。名古屋や大阪、広島などへの出張をくり返し、トラック内で寝泊まりする日もあったという。
休日だった昨年5月3日夜から翌日未明にかけて、自宅で急にうなり声をあげた直後に倒れて亡くなった。警察医が判断した死因は「病死(心臓死の疑い)」だったが、遺族は労災を申請したという。アート側は当初、休日に起きたことで業務との関係は不明としていた。東金労基署が勤務の実態を調べ、亡くなる直前の6ヵ月間は少なくとも月平均で65~110時間の時間外労働があったなどと推定し、「過重労働だった」と遺族側に説明した。
厚生労働省によると、運輸業界の労働時間は全産業平均より2割ほど長い。勤務も不規則になりがちで過労死が多い。アートコーポレーションは働き方の見直しの一環で2,017年8月から、火曜日を原則定休日にしていたが、対象は引っ越し業務を担う支店だけで、物流子会社には導入していなかった。
 

 

かんぽの宿、残業代未払い

3月25日付時事通信からです。

日本郵政が運営する「かんぽの宿奈良」(奈良市)に勤務していた元料理人の男性に残業代の一部を支払わなかったなどとして、奈良労働基準監督署は25日、労働基準法違反容疑で、当時施設を管理していた50代と40代の男性2人と、法人としての同社を書類送検した。同署は認否を明らかにしていない。
同社の送検容疑は2018年8月~19年1月、残業代計9万7384円を支払わず、有給休暇計5日分も不当に取得させなかった疑い。
同社によると、残業代の未払いがあったなどとして昨年、同署から是正勧告を受けていた。同社は「事実関係を確認している」としている。

失踪実習生を違法派遣

2月19日付時事通信からです。

技能実習先から失踪したベトナム人を工場に派遣したとして、大阪府警生活環境課は19日、出入国管理法違反(不法就労助長)の疑いで、名古屋市の人材派遣会社「コネクト」代表取締役太田敦士(42)=同市西区丸野=、滋賀県長浜市の人材派遣会社「MTS」代表取締役松村洋明(47)=同市平方町=両容疑者ら3人を逮捕した。両容疑者は「オーバーステイだと知らなかった」と容疑を否認し、1人は認めているという。
同課は、太田容疑者が知人のベトナム人を通じ、インターネット交流サイト(SNS)などで失踪した技能実習生のベトナム人を募集し、松村容疑者に紹介していたとみて調べている。
逮捕容疑は2018年9月~19年11月、20代のベトナム人5人を大阪と滋賀の化学工場に派遣し、違法に働かせた疑い。
同課によると、ベトナム人の給料の約3割は両容疑者が手数料として受け取っていたという。

セクハラ疑惑の社長辞任

2月18日付時事通信からです。
 
アパレルメーカーのストライプインターナショナル(岡山市)は6日、女性社員らへの複数のセクハラ疑惑が報じられた石川康晴社長(49)が同日付で辞任したと発表した。臨時取締役会に「一連の報道でお騒がせし、辞任したい」と申し出、了承された。
石川氏は既に内閣府の男女共同参画会議議員を辞める意向を伝えている。ストライプ社は女性に人気の服飾ブランド「アースミュージック&エコロジー」などを展開しており、後任には立花隆央専務(48)が昇格した。石川氏が「今後役職に就く予定はない」(広報)という。

 

式典演出担当者がパワハラで辞任

1月7日付時事通信からです。
 
2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は7日、開閉会式の演出を担当する式典総合プランニングチームの中心メンバーで、クリエーティブ・ディレクターの菅野薫氏が辞任したことを明らかにした。菅野氏が所属する電通社内でパワーハラスメントの懲戒処分を受けたため、7日夜に本人が組織委に辞任の意向を伝えた。
組織委によると、電通社内の五輪開閉会式チームのスタッフに対して菅野氏がパワハラに当たる行為をしたと、同社から昨年12月に報告があった。組織委は今後の式典準備について「影響が出ないように進めていく以外にない」としている。
組織委の式典総合プランニングチームは8人で構成。総合統括するチーフ・エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクターを狂言師の野村萬斎さんが務め、映画監督の山崎貴さんや歌手で音楽家の椎名林檎さんらも名を連ねている。
 

自殺防止策、問われる三菱電機

12月27日付朝日新聞からです。
 
社員の自殺が相次ぐ三菱電機で、3年前に自殺した男性新入社員(当時25)と、今年8月に自殺した20代の男性新入社員が同じ社員寮に入っていた。どちらも、職場での上司とのやりとりを記したメモを残していた。遺族側は、三菱電機の再発防止策に不備があったとみて詳しい説明を求める構えだ。
3年前に自殺したのは2016年に入社した新入社員で、遺族が17年9月に損害賠償を求めて同社を提訴した。この社員は通信機製作所(兵庫県尼崎市)の配属され、ソフトウェア開発を担当していた。16年11月、兵庫県三田市の社員寮で自殺した。今年自殺した社員も同製作所と同じ敷地内にある生産技術センターに配属され、同じ社員寮に入寮。寮の近くの公園で自ら命を絶った。職場での上司とのやりとりを記した点も共通している。
3年前に自殺した社員が書き残し、遺族側が17年9月に公開したメモには、教育主任を含む複数の上司が質問にまともに答えず、同僚の前で激しく非難したことなどが記されていた。「5年10年やってる先輩上司が非難しかしないことに絶望しました」「家族との別れがつらいですが、人格を否定してくる三菱で○○(先輩の名前)と一緒に働き続けるほうがツライので私は死を選びます」とも書かれていた。「三菱は私のことを一生忘れないで欲しい」との記述もあった。
今年自殺した社員の遺族側代理人は18日の記者会見で「(遺族は)きちんと謝罪を受けていないし、納得できるような説明も受けていない」とした上で、新入社員の自殺が繰り返されたことについて「法的責任を前提として説明を受けたいと思っている」と述べた。
三菱電機は「再発防止には取り組んだが、具体的な内容は捜査中のためコメントできない」(広報)としている。上司の書類送検が報じられた直後から、「ニクイねぇ!三菱」のセリフで知られる家電などのテレビCMの放映を中止している。

 

過労自殺遺族、スバルと和解

12月24日付朝日新聞からです。

スバルの群馬製作所(群馬県太田市)で2016年12月に男性社員(当時46)が過労自殺した問題で、遺族側の代理人弁護士が23日、会社側が遺族に謝罪し損害賠償することで和解したことを明らかにした。 代理人によると、総務部に勤務していた男性の自殺は、直前1ヵ月間の残業が約105時間にのぼったことや上司からの叱責が原因だったとして、太田労働基準監督署が18年8月に労災認定した。

未払い賃金請求期間3年

12月24日付時事通信からです。


厚生労働省の労働政策審議会の労働条件分科会(会長=荒木尚志東大教授)は24日、労働者が企業に未払い賃金を請求できる期間について、当面は3年に延長する方針を提示した。現在は2年。2020年4月施行の改正民法に合わせ5年とするべきだが、企業経営などへの影響を考慮して、段階的に延長を検討するとした。
分科会では民法と同じ5年を求める労働側と、2年の維持を求める経営側の対立が続いていた。民法施行が迫っているため、荒木会長ら中立的な立場の公益委員が双方の意見を個別に聞き、見解を提示した。